ミサワホーム名古屋工場に生産ラインとテーマ館の見学に行ってきた様子について教えます

ミサワホーム名古屋工場に生産ラインとテーマ館の見学に行ってきた様子について教えます

ハイブリッド住宅の生産ラインについて

ミサワホームの名古屋工場に行きましたが、工場内の写真は撮ってはいけないとのことでしたので画像はありません。

 

ミサワホームの名古屋工場に入りますとハイブリッド住宅の外壁の生産ラインからの見学となります。

 

まずは外壁材の説明でしたが、外壁は珪砂とコンクリートを混ぜたものを大きな窯で焼いたものでした。

 

ヘーベルボードも主成分は、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末で、これらの材料を凝固させ180℃という高温、10気圧もの高圧の蒸気をかけて10数時間養生させるオートクレーブ養生となっていますから、同じようなものではないでしょうか。

 

 

 

ミサワホームのPALC外壁材の中には鉄筋が入っていて、錆びない様にモルタルをコーティングしてから外壁材の型枠にセットして、外壁の原料が入れられていました。

 

乾燥させてから焼いて工場内で表面塗装をしていましたが、塗装は30年間もつとのことでした。

 

外壁の壁の模様は有名な彫刻家の方の作品とのことでした。

 

外壁の厚みは80mとのことでしたので、ヘーベルハウスの75mmとほぼ同じです。

 

面白かったのはミサワホームのPALCとALC工法の比較をしたコーナーがあったことです。

 

PALCのサイズは大きいのは2メートル以上あるのではないでしょうか。

 

対するヘーベルハウスのALCは巾が60センチでしたでしょうか。

 

ALCは巾が狭いのでその分コーキング材が必要とのことと、取り付けには穴が上下4か所以上となっていて、この部分にもコーキングが必要で凹凸ができるとの説明でした。

 

ヘーベルハウスはALC取付用の穴は開けてなくロッキング工法ですし、勤めている会社のALCを使った建物も表面に穴あけして固定などしていませんので、この展示物はおかしいなと感じました。

 

ミサワホームのPALC外壁は外壁制作時にコーナーにボルトが埋め込まれていて、このボルトで鉄骨ユニットに固定していました。

 

大型パネルは地震時に割れやすいのではと感じたのですが、大型パネルを鉄骨ユニットに取り付ける際にはトルク管理をして動くことができる様に取り付けるこのことで、地震の際にユニットが揺れても大型パネルは破損しないと言っていました。

 

 

鉄骨ユニットに壁材や内装を取り付けているラインも見学しました。

 

工場内でここまで組み立てておけば1日でユニットの設置と屋根が付くのは納得できました。

 

外壁パネルの継ぎ目のコーキング作業は見ることができませんでしたが、ミサワホームが使用しているコーキング材の耐用年数は何年ほどなのでしょうか。

 

気になりましたのでミサワのホームを調べたのですが、見つけることはできませんでした。

テーマ館の見学について

工場見学の後はテーマ館の見学でした。

 

展示場の営業マンも来ていたのには驚きました。

 

最初にハイブリッド住宅の構造の展示コーナーでの説明です。

 

こちらではミサワのハイブリッド住宅の柱と他社の柱材の違いを説明していました。

 

軽量鉄骨構造の某メーカーの柱はC型チャンネルをつなぎ合わせたものだと説明すると驚く人がいると言っていました。

 

ヘーベルハウスの柱材は鉄の厚みが3.2ミリで80ミリ各の鋼管に対し、ミサワは厚みが4.5ミリの125ミリの鋼管ですと言っていました。

 

 

ヘーベルハウスの80ミリ鋼管は軽量鉄骨構造用で、重量鉄骨造用の柱は厚さが9ミリで150ミリ角の鋼管となります。

 

その点はアナウンスしないでしょうね。

 

ミサワの鋼管には溶接のビードがあるのですが、ヘーベルハウスの鋼管には溶接した様子がありません。

 

ヘーベルハウスの軽量鉄骨造用は引き抜鋼管を角型に成形したものを使用しているのでしょうか。

 

柱は太い方が単体では強度が上がると思いますが、この125ミリの柱が2本または4本重なるところは部屋の壁がその分盛り上がるのではないでしょうか。

 

ヘーベルハウスの150ミリの鋼管でもレイアウト的には邪魔なのに250角のミサワハウスの鉄骨は部屋のレイアウトに影響が出るかもしれませんね。

 

 

説明でとても興味があったのは断熱材のグラスウールについてです。

 

ミサワホームが断熱材にグラスウールを使用するのは、ポリスチレンの断熱性能は当初の断熱性能はポリスチレンの方が良いが、経年劣化によって断熱能力が落ちてくるけれどもグラスウールは変わらないので利用していると説明がありました。

 

またグラスウールは不燃性ですが、ポリスチレンは難燃性だけれども燃えると説明されていました。

 

 

木質系住宅の壁ですが、水平に入っている木材により壁内の空気の流れを遮断して、火災時には燃えにくいとのことです。

 

この横の材料は特許のため、他の住宅メーカーは使用できないとのことです。

 

天井にはロックウールがたくさん入るようです。

 

ヘーベルも天井には吸音材も兼ねてロックウールがたくさん入っています。

 

 

 

そして地震対策としてMGEOという制震装置の説明もありました。

 

地震があるとMGEOを設置する住宅が増えるとのことですから標準装備ではないようです。

 

本当に半減するのであればとてもありがたいことです。

 

 

鉄骨系のハイブリッドの住宅にはMGEOを4台、木造系では2台設置するそうです。

 

MGEOを付ければ地震の揺れが半減するということで、地震の揺れを体験できる装置も置いてありました。

 

ミサワホームのホームページにもその旨の記載がありました。

 

そして制振装置は多ければ良いということではなく、少ないほど良い住宅との説明もありました。

 

我が家にはオイルダンパーの制振装置のサイレスが1台しか設置されていません。

 

鉄骨建て方時に1台しかないのを見て大丈夫かなと思ったのですが、ミサワホームの担当者の話が本当であれば、我が家は制振装置が1台しか要らない構造ということになります。

 

我が家は多くの住宅メーカーを見ないでヘーベルハウスに決めてしまいましたが、今回の見学で思ったことはやはり多くの住宅メーカーを見て決めるのが良いかなといったことです。

 

 

こちらは木質系の外壁です。

 

外壁のタイルは現場作業でなく、工場で接着剤で張り付けた大きな板を使用するとのことです。

 

接着剤の耐用年数が気になりました。

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